1.ご挨拶:
初めまして、「ラッキー大家」と申します😊。数あるブログ記事の中から、本ブログをご覧いただき、まことにありがとうございます。本ブログでは、主にご相続等によってゆずり受けた「空き家の修繕・貸出し」🏠🔨に関する記事を連載してまいります。
実は以前、「ぱすてーる」というハンドルネームを使って、近現代のフランス語の名詩・名言に関するブログを書いていました📚✨。本記事No.1の末尾に、「あとがき」として過去ブログの趣旨につき、簡単に触れております。ご興味をお持ちの方は、後ほどご覧いただけますと幸いです。
2.本ブログが想定する読者様:
主に、ご両親や親族のご自宅を相続された方、または何らかの理由で空き家を引き継がれた方々を想定しています👪🏡。
「どうしたら良いか分からない🤷♀️」 「だから放置せざるを得ない…💭」そんな方々のお悩みが、少しでも和らぐことを目的にしています。結果として、昨今さまざまなメディアを通じて報道される「空き家」問題の解消に、少しでも役立てばと考えています📰📉。
なぜなら、「空き家」(特に戸建)とは、様々な思い出が沢山詰まった、貴重な「箱舟🚢」だと思うからです。私にとっての実家に対する思いも同様です。修繕すれば、まだまだ十分に利用可能な「空き家」が利用されずに放置されること。これは、大切な思い出が沢山詰まった「箱舟」の難破にも等しい、貴重な思い出の喪失😢、資源の浪費だと思います。
母が何冊もの住宅建築関連の分厚い雑誌を読み込み📖、ようやく完成した注文住宅🏠。自分や兄弟が育ち、学び、家族で食事を共にした自宅🍽️。数々の喜びと、思い出すたびに胸の痛む悲劇。「悲喜こもごも」のドラマが展開した大切な場所である自宅。大切な自宅が空き家のまま放置されることには、とても耐えられません。
本ブログでは、後ほど私自身の「空き家修繕・貸出し」の履歴を皆様へ共有させていただきますが、その前に「空き家の現状」について、一度整理してみたいと思います📝。
3.空き家の状況:
しばしば報道される「空き家“問題”」」🏚️📈。総務省が令和6年4月30日に発表した『令和5年住宅・土地統計調査』の概要は以下の通りです。
📌(1)我が国の総住宅数は6,502万戸(2023年10月1日現在)、2018年から4.2%(261万戸)の増加。総住宅数はこれまで一貫して増加が続き、過去最多。
📌(2)総住宅数を都道府県別にみると、東京都が820万戸と最も多く、次いで大阪府が493万戸、神奈川県が477万戸。
📌(3)総住宅数のうち、空き家は900万戸(アパートなどの一室も含む)。2018年(849万戸)に比べ51万戸の増加で過去最多。総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%で、2018年(13.6%)から0.2ポイント上昇、過去最高。
📌(4)空き家数はこれまで一貫して増加が続き、1993年から2023年までの30年間で約2倍。空き家数のうち「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」は385万戸。2018年(349万戸)と比べ37万戸の増加。総住宅数に占める割合は5.9%。(出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/g_kekka.pdf)
あれ?空き家の数が過去最高であることは、なんとなく「問題」であることは分かります。でも、「総住宅数が2023年10月時点で2018年比+4.2%増加し6,502万戸、これまで一貫して増加傾向」という点は「問題」ではないのかな?という素朴な疑問が残ります🤔。
もちろん、私自身や妻もそうですが、世の中の多くの方々は「新品」が大好きです✨。神道の影響📿という長くて深い文化的伝統によると考える人もいれば、経済効果や経済合理性の観点から展開される新築住宅の宣伝📺の影響、と考える人もいます。考え方は様々だと思います。
私の場合、ご縁があり、まだまだ使える空き家を譲っていただきました(正確には、某市の公売で格安購入💸)。途方に暮れるような残置物の量と建物の痛み、具体的には屋根瓦の破損や、食器や飲み物が散乱し雨が吹き込むキッチン。「荒廃」を絵にかいたとはこういうものかと実感させられた状態でした…😱。
しかし、お蔭様で良心的なリフォーム業者様のご支援をいただき、コストパフォーマンスの良い貸出しに成功🏠💪。既に3年超(2025年4月末現在)住んでいただいています🙌。この経験から、リフォーム業者様は「死にかけた体を蘇らせてくださる名医🩺、生き仏🙏、あるいは神様✨」(※)であると感じています。
(※)これは「例え」であり、私は稀にお葬式でお坊さんにお会いする程度の仏教徒です。特定の宗教に肩入れしたり強要することはございませんので、念のため申し添えます🙇♂️。
📍次回からは、全国の主な都市や周辺市町村における新築着工数🏗️と空き家数・比率に関する記事を掲載予定です。
都道府県の名称は開示しますが、具体的な市町村名につきましては、近隣にお住いの方々への影響もございますので、政令指定都市のような大きな都市は除いて、原則非開示とする予定です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。😊🙏
(あとがき)
以下は冒頭で触れた「過去ブログ」に関する簡単なご紹介です📘。「ぱすてーる」というハンドルネームで「近現代のフランス語の名詩・名言に関するブログ」✒️を書いていました。ご興味をお持ちの方は、ご覧いただけますと幸いです😊。
「ぱすてーる」というハンドルネームは、学生時代、良くも悪くも私に強い影響を与えたパスカル🧠と、彼に対し否定的なヴォルテール🕊️を合成した造語です。前者は典型的なペシミスト😔、一方後者は、徹頭徹尾オプティミスト😄。
パスカルの数々の名文によってほぼ現在の姿になったフランス語🇫🇷は、若き日において「すがる」対象でした🫶。身内の不幸など精神的に不安定な時代に、今思えば、「若気の至り」とも言えますが、次第に「すがる」だけでなく「惚れ込む」対象になっていきました💖。
例えば、散文は言うに及ばず、厳格なルール(例:十二音綴<おんてつ・alexandrin>と呼ばれる作詩上の決まり事📏)により構成された数々の名詩📝。「音」と「意味」、ひいては「思想」がルールに基づき格調高くうたわれています🎼。ボードレールBaudelaireはその一つの頂点だと思います🏔️。高校時代の現代文の教科書でも「なんとなく」習いましたが📖、フランス語の原文を理解できるようになると、彼の「奇跡的に美しい」詩の構成・音・意味=思想に驚愕させられます✨。
身近な類例で言えば、日本の5・7・5・7・7(=合計31音)の「和歌」🌸にもそのような側面があると思いますが、フランス詩のソネット(14行詩)📚の場合には、1行あたり12音x14行=168音🎶。 「音」の数だけで単純比較はできませんが、音の多さは、少なからず「意味」の多さや「描写の具体性」にも影響します🔍。
詩歌に凝縮された文法や作詩上のルール📐、そして意味は、「時代を超えて受け継がれるべき」その言語の魂そのもの🕊️、もっと言えば「その言語・国民の誇り」そのものであることを体感しました🇫🇷💫。我々も、もっと日本語を大切にしなければと痛感します🗾📝。そして、散文や名詩が時おり「現代の」フランス映画🎬にも引用される場面に出会って感動するなど、次第に「すがる」だけでなく「惚れる」対象になっていきました💘。
以上の通り、フランス語の名詩・名言を引用して翻訳し、文法解説を加えたブログ🖋️✍️を書いていた時期もありました🕰️。今でも、本ブログの過去記事としてご覧いただけます🧾。「空き家の修繕・貸出し」に関する本記事🏠とあわせて、息抜き🌿🎵、趣味の語学学習🧑🏫📖などとして、お気軽にお楽しいただけますと幸いです🍀。